低音用のパワーアンプにLM3886のアンプをあてがっているので今のうちにアムクロン
(米国本社名クラウン:CROWN)のDC300A SERIES Ⅱ(←ハーマンのサービスマニュアルへのリンク)を掃除する。 こんなアンプ。 ![]() 天板のパンチングメタルをはずすとサービスマニュアル33ページにある電源電圧切り替えタップが出てくる。 ![]() 整流ブリッジは底板についている。 フロントパネルをガバチョと外すとメイン基板が出てくる。 ![]() メイン基板。後期バージョン(シリアルNo.81324以降)のもの。 うんと後に追記:とにかく「DC300A Ⅱ DC漏れ」の検索キーワードでいらっしゃる方が多い(こんな零細ブログなのに)。 サービスマニュアルの.pdf_29ページ目 7.6 Electrical Checkout に 1.Quiescent DC offset の項がある。 前期型(シリアルNo.71024~81323)はアウトプットDCオフセットの調整をR105、R205でした後、インプットDCオフセットの 調整(R103、R203で調整)も必要。後期型(シリアルNo.81324以降)はアウトプットDCオフセットの調整をR105、R205でして終わり。 前期型・後期型ともに製品規格は±10mVだ。 :追記終わり ![]() 回路的には前段のオペアンプが2個入りの物でなく1個入りのLF357が各チャンネルに1つずつ使われている。 なお前期型の内部はbmwk_rsさんの記事に詳しい。 さすがはプロ機器。寿命の点で問題のあるケミコンの使用は最小限になっている。 幾つかを交換しようかと思ったが、テスターについている容量計でみたら全然大丈夫だった。 LF357 KOREA製のセラミックパッケージだ。同等の 良いがそこまでしなくてもいいだろう。 パワーTRとドライバーTR 。4パラの出力段だが一組だけ違う。 さては飛ばして修理したかな? いや、ドライバー?詳しく見ていない<(_~_)> 結局、開けました。中見ました。写真撮りました(コンデジ。眠い写り)。ホコリはらいました。 ってだけでまた元の様にした。 古いアンプだが、このモデルでモニタリングされたアルバムも多いことでしょう。 このアンプの最大の美徳は出力リレーを使っていないということ。 時々引っ張り出すHafler P1000 にしても保護回路に出力直列のリレーが入ってないのは凄いことだ。 どんなに良い回路でも、まぁ普通はリレー1個でアウチだかんね。
by afuroyan
| 2008-05-06 16:27
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Comments(14)
ハンドルの有無なんて気づきませんでした。
ハンドルがあったほうがいいです。 ラックマウントしないのなら、足が無いし、角が丸くなくて、重量バランスは電源トランスに引張られるで、 けっこう扱いにくいです。 しかし、キレイですねー。 トランジスターにしろケミコンにしろ、私などは知らぬが仏で使ってます。 それと質問です。 出力直列のリレーって、そんなに悪いのですか? 私は聞き比べたことがないので。 単純に接点が増えるだけなら、接点なんてシステム内にいくらでもあるのですが... 素人の素朴な疑問にか~んたんにお答え願いまーすm(__)m
bmwk_rsさん、どうもありがとうございます。
また、勝手にリンク張りました<(_~_)> これは、ラックマウントでネジ止めしたら後は知らないよ っていう扱いをする性格の機器ですね。 キレイって少しは掃除した後なのです。フロントパネルの上の桟のところ、 水玉模様のホコリが残っていました。 出力リレーですが、か~んたんに言うと 『音声信号が通り、オン・オフするところで、 しかもアンペア単位が簡単に流れてしまう』 からです。 そこが電源スイッチや入力切替(ココも難しいですが)や ピンジャック(一応挿さったら挿さりっぱなし)などの接点と 違い難しいところです。 例えばクリップ寸前の電流が流れていても何かが起きたら、 そうでなくても電源スイッチオフにされたら瞬時に負荷を 切り離さなければいけません。その時、接点には高温の アーク(火花)が発生します。当然ことながら接点の 溶着、劣化等が問題となってきます。そしてこれらに 耐えられる様な接点構造、形状、材質が必要となってきます。 「まぁ普通は」これらと音質の両立が難しいんですよ
わかりやすくご説明をありがとうございます。
> 保護回路に出力直列のリレーが入ってないのは凄いことだ。 で、このアンプは出力直列のリレーをいれずとも、保護回路が機能しているということでしょうか? マニア向けのアンプには保護回路の無いものもあるらしいのですが。 出力に並列ってのもあるのでしょうか? 質問ばかりですみません。
サービスマニュアル32ページに保護回路の説明がありますね。回路図を見るとパワーTRの一組のエミッタ抵抗でオーバーロード電流検出して電圧増幅段で電圧リミッターをかけていますね。あと、ヒートシンクに一次側フューズとシリーズにサーマルスイッチが入っていてオーバーヒート対策になっています。取説を見ると15ページに4.4 Protectionという項目があって何か一杯書いてあります。JTS (Junction Temperature Simulation)というのが売りらしいのですが、なんてこと無い前述の電圧リミッター回路です。ただ、DC(直流)検出の保護回路は付いていませんね。どっかが壊れてDCオフセットが10Vも出ていたらスピーカーのボイスコイルが焼けますからね。と思ってスペックを見たらF特はDCから謳っていますね。ということはこのアンプは前につながっている機器がDC漏れを起こしていたら、そのままゲイン倍して出力に現れてしまいます。最近のセットはミューティング(オン・オフ時のボツ・プツ音防止)とプロテクションの兼用(当たり前か)リレーで検出なんかもマイコンのA/Dポートでやっていたりします。これも時代なんでしょうか・・・
ありがとうございます。
こう言っては失礼かもしれませんが、 カラクリって本当に面白いんです。 機械であれ、電子であれ。 完全防備を求めるのか、ある程度のターゲットを定めて割り切るのか... ご説明をきっかけに、ふつふつと更なる疑問が湧くのですが、 質問ばかりでは能がないので... それにしても...ALTEC、楽しいです(笑)
>カラクリって本当に面白いんです。
最後に書きましたがマイコンの中でやられてしまうとカラクリも見えなくて楽しみ半減?です。 完全防備なんてムリムリ。少なくともベンチ上で再現可能な現象にのみ対応できるもので 複合的な故障にも対応するのは難しいでしょう。 オールテックいいな。38cmいいな。うちの11インチは気難しいです。
ケミコン周りの配線を始めとして、治したくてしょうがなく成ります。
以前から拝見してイライラしています(笑)
3姉妹パパさん、いらっしゃいませ。
開けてはみたものの「意外と配線材がもしゃもしゃしている。」にすっかり 毒あてられてしまいました。こんなフラフラ動く配線で性能が出るんでしょうかね? びっくりしたのはオレンジの少し太い線で一次側の配線なんですよ。 でも悔しいかな出てくる音はクラウンの音なんですよね。 電源事情により2次歪みでDC重畳状態になるとトランスが偏磁されるらしく唸りますね。 するとリーケージフラックスも増えるらしく、さらに低音が太ります(-_-)zzz
初めまして、amcornのdc-300a2の所有者の方を探していて、このブログにたどり着きました
私も同じアンプを所有しているのですが、出音は問題ないのですが後ろのトランス?の部分を押したり引いたりするとトランスと内部回路の一部が前後に動くのですが、そちら様のものはいかがでしょうか? なにぶん古いアンプですのでそういうものなのか、一度修理に出した方がいいのか迷っておりまして。。。 もしよろしければご回答いただけたら幸いです
t.kさん、初めまして。またコメントをありがとうございます。
>トランスと内部回路の一部が前後に動くのですが、 ウチのはトランスはリアパネル一体型ヒートシンクにしっかりと固定されていて動きません。 もしかすると、トランスの4隅の固定ネジが緩んでしまっていて、リアパネル内側の真鍮色の六角スペーサーが ガタガタと浮いてしまっているのではないでしょうか? (本記事、2行目のリンク先のサービスマニュアルの23ページにおおよその分解図があります) ココの部分、左右のメインケミコンのシャーシーアースポイントがあるので、ネジによる固定が不完全ですと アンプを壊してしまう可能性もあるかもしれません。 確かに古いアンプでは在りますが、こういうメタルキャンタイプのトランジスタを使用したアンプの魅力は 何ものにも代え難い存在となってきていると思います。 是非是非、確実な修理をなさって末永く音楽を愉しまれてください。
ちなみにサービスマニュアル及びこちらの機種を再確認してみましたが、真鍮色の六角スペーサーのガタ付きはありませんでした
うちのものもそちら様の物とおそらく同様の、トランスが鉄格子?のような周りのシャーシに囲まれているタイプのdc300a2(もう一つトランスをシャーシ本体に直付するタイプもあるみたいですね、マイナーチェンジでしょうか)なのですが、周りのシャーシは動かないんですが、中のトランス部だけカタカタ動くんですよね(^^; (特にひっくり返した時に)
t.k. さん、真鍮色の六角スペーサー周辺が緩んでいないと言う事はリアパネルから内側はキチンと固定されていて、
トランスだけがリアパネルに対してガタがある様に思われます。 ご指摘の通り、ウチのものはトランスに上下に小さなシャーシーがあって縦に鉄格子の様な棒材で連結されていているバージョンです。 DC-300AⅡは画像検索で見るだけでも色んな状態のものがあって、外観上では特にはハンドルの有無やトランス周りに差異があるようです。 サービスマニュアルを見ても回路図(基板も)が2バージョン載っていて、本記事でも前・後バージョンで扱いが違う旨を書きました。 縦の鉄格子を外してトランスの4隅のネジを締めたらどうか?とも思いましたが、トランスの4隅のネジでリアパネル内の真鍮色の六角スペーサー まで固定されていて、その間がダブルナットになっている箇所がある事を考えると、それも難しく、危険な事になると思われます。 やはり、トランスのネジで止まっている箇所は、トランスのリアパネルへの固定ところから、全部やり直す必要がでてくるでしょう。 永く過酷な環境で使われた個体ですと、部品の点検やコンデンサー類の交換などもやっておいた方が良いと思います。 レストアまではやらなくとも、気になっている点の修理と調整辺りまでは行ってみてはいかがでしょうか?
わざわざ詳しくご回答いただき、ありがとうございます
メカは詳しくないので大変助かります そうですね、一度点検の方検討してみたいと思います やはりビンテージものはいろいろ大変ですねぇ(^^;
t.k. さん、ご返信をありがとうございます。
こちらこそ、あまり普段は考えない機器のサービスの事などを考えることも出来ました。 オーディオ製品は熱にまつわる劣化が特に目立つので、暫く使わなくて久しぶりにスイッチを 入れたら故障していたような事があって、私も色々と悩んだことがありました。 コロナ禍が続きますが、どうぞ善い音楽生活をお送りください。
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