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すいっちんぐあんぷ
で、暑い(熱い)のが嫌なので、パワーアンプをどうしようか?と悩めば、誰でも思い付く高効率アンプの導入。
イワユル、出力段がD級のスイッチング動作をしている発熱の少ないアンプなのだが、良くいわれる
「デジタル(アンプ)」を真の意味で謳えるのは極々少数しかない(⇒でじあんぷ のようなもの)。

僕自身としてはD級動作に対しては何の抵抗もないし、かつて組み込みではあるけどハリス(現ルネサス)の
モータードライバで200W/4Ωのアンプを作った事がある。だけど、巷にあふれる基板キットを手にするのは
EMC(特には出す方)の事を考えると二の足を踏まざるを得ない。ましてや〇華アンプなんぞ(以下省略

そこで、僕が買える範囲で、最近市井に出回っているのはどんなものなのか?と検索してみる。

ICEpower 250ASX2ともう一つスイッチング電源っぽいのが入っている。例によって削り出しのシャーシーケースで
お高そうなんだけど、Jeff.では最下位モデル。ま、ひとつ前の102SでICEpowerのヘナヘナな音にゲンナリさせられたから
これが載っているだけで、なんだかなぁと思ってしまう(偏見はいけない)。基本、原発が2つ(アンプ、電源)が同一筐体に
入っているのは感心しないので、値段はどうであれパスかな?

アムレックはラステームの次の企業体のブランド。中を見れば丁寧なつくりで何だかMJ(無線と実験)の賞もとっているみたい。
電源はACアダプター(タブン、スイッチング電源)で単電源(+24V)。だから出力段はフルブリッジでモノにはならない。
直販サイトへ行っても、いつも売り切れなので何となく横目で見ていただけになってしまっている(今見たら注文を受け付けていた)。
お安いし、評判も良さそうだし電源も別筐体(?)だから良さそうなんだけど、何となく通り過ぎてしまった。

NuForceから分かれたブランドらしいのだが、今のNuForceは耳栓とかの小物が多いので、昔のNuForceの成分はこちらにあると考えている。
中の画像を見るとプリメインの IDA-8 と共用設計をしている。まさかD級の出力段は単電源という事は無いだろうけど、ヒートシンクの極々近傍に
緑色のケミコンが4つ並んでいるのが気にかかる。調べれば世の中での評判も良いらしい。NuForce時代のお高いアンプは何度も聴いたことがあり
その近未来的(?)なデザインからは想像できなかった清々とした音に感心させられたが、これも同傾向の音なのだろうか?電源はトランス式で良い感じだ。

鎌倉彫みたいなフロントパネルのアンプ。Pascal A/Sのモージュールが2つ入っている。色々と海外のレビューを見たりしたけど
ナカナカ良さそう。ツインモノな感じでブリッジモノにも出来る。前述した原発が2つ、同一筐体に入っているスタイルではあるが、
お店で聴いてみたいと思ったけど、このご時世(コロナ禍)なので、ちょっと近々には難しい鴨。ただ、輸入元(エミライ)資料に書いてある
「三極管真空管アンプのような音質」の件(くだり)の説明文が理解できずに何だか引っかかった気持ちのまま。
2021年4月17日追記:ディスコンになっていた<(_~_)>
2021年6月13日追記:後継はこれ

M2TECHってデジタル系の小物(小信号という意味で)を扱っている地味なメーカーだと思っていたら、初めてのパワーアンプだそうな。
中身は案の定ICEpower(というかやっぱり売っているモジュール)の125ASX2が入っていて、入力基板とインジケーター基板があるのみ。
EMCなどはモジュールで入っているからOKというスタンスなのだろう。モジュールさえあれば、アマチュアが箱に入れるくらいはすぐにやっている
前に某ナランツのHYPEXのモジュールと電源を丸々使ったプリメインを聴いて、「アウトソーシング、まじぃな」とつぶやいてしまったからではないけど、
また、実物を聴かないで云うのは本当に良くないのだけど、ちょっとこういう方向は感心出来ない。

結局、5月末からの支払いラッシュで大ピンチ、加えては突然に洗濯機が壊れてしまったりで、ぼちぼち支給されるであろう給付金はそっちで出払ってしまう。

急場しのぎ的、緊急避難的なお試しで、聴かずの購入は怖いけど、程度(程度ですよ)お手軽な価格でオリジナリティのある③を少し前に発注した。
納期は2~3週間。

by afuroyan | 2020-06-21 11:01 | audio | Comments(2)
Commented by bmwk_rs at 2020-06-23 19:43
変な質問ですが。
発熱が気にならなければ真空管アンプが好みでしょうか?
それとも、年中、スイッチングアンプで行けそうですか?
Commented by afuroyan at 2020-06-23 21:45
bmwk_rsさん、その質問は全然変じゃないと思います。
前に https://afuroyan.exblog.jp/20177064/  でボヤいた通りに
HIインピーダンスな回路(電流変化が少ない)の真空管の出力段は、出力電流の変化による「温度変化」に関わる特性の変化が少ないと考えています。
ですから、音楽信号(時間的に振幅が激しく変化する)の増幅には、真空管回路の方がリニアなトランジスタ回路に比べて有利な点が多いと思います。
もっとも、OTLですと出力トランスの無いLOWインピーダンスな回路ですから、その影響の程度(大小)が関心事となってくると思います。
>それとも、年中、スイッチングアンプで行けそうですか?
きちんと、小出力(数W程度)の石アンプを作れば良かったのです。とにかく球のアンプ、ヒーターが熱くて(輻射熱?)前を向けません(狭い部屋なので)。
まぁ、数W程度の石アンプを作ったとしても、アイドルを過剰なほどに流してしまうので結局は熱いアンプになってしまいます。
D級アンプで無信号時の消費電力(待機電力)が20W程度位だったら、トイレの照明を消し忘れた位でそう熱くは無いので、
今年はコレでやり過ごせればなぁと思っていますが、現代的なD級アンプの音ってどうなんでしょうかねぇ?聴かずの購入なんて初めてです<(_~_)>
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