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たまかった・・・ん?
最近はメインのスピーカーをネットワーク仕様にしてEL34のシングルで聴いている。
ことさらに球そのものの銘柄にこだわる訳では無いが、このアンプは出力段の球の銘柄によっての変化が少し大きいように思う。
前回、6L6GCを聴き比べした時にあまりに球によって音が変わるので、他のEL34でも聴いてみたいと思うようになった。

今、手持ちはソブテックのEL34(H3B3)、СロゴのスベトラーナのEL34 ⇒たまかった 、JJのKT77 ⇒ななななばん の
3種(最後のKT77は厳密には管種違いだけど、僕は同じカテゴリ扱いをしている)があるが、比較的安い(ペア5kほど)ところで
Electro-Harmonix(エレハモ)のEL34EHを買ってみた。

EL34銘の3種(ベース・キーの1番ピンと8番ピンの間にあるガイドを下にして撮影)。
たまかった・・・ん?_f0125367_22341726.jpg
左からソブテックEL34(H3B3)、С(エス)ロゴのスベトラーナのEL34 (Сロゴは消えちゃいました)、そして今回買ったエレハモのEL34EH。

ソブテックはその太さとプレートのすぐ内側にビーム形成電極がある構造から、GEの6CA7 のコピーではないかと思われる。
でも銘はEL34なのは、いーえるさんよんの記事に書いた通り。現在は販売されていない。

Сロゴのスベトラーナはプレートの合わせが溶着だったり電極の管内支持がマイカの爪でなくスプリングであったりと折衷的ではあるが
Philips-Mullardを強く意識して作られている様に思われる。

で、今回買ったエレハモのEL34EHであるが、この3種の中でも一番管径が細くベースの内径と同じで、プレートの合わせが
カシメであったりするところから旧東ドイツのRFT(OEMでテレフンケンやジーメンスなどに出している)のEL34に良く似ている。
丁寧なつくりで感心できるが、考えてみればソブテックやGENALEX-ゴールド・ライオン、Sロゴのスベトラーナなどと同じ
ロシアのリフレクター工場製なので、企画販売のNew Sensor - Electro-Harmonixの匙加減で色々な事が決まっているのだと思う。

僕はエレキギターの事はよく判らないけど、エレハモにはBig Muffというファズ・エフェクターが有って
その第2作は「Ramb's Head」と呼ばれている。エレハモのロゴはこのRamb's Headモデルのパネルの右下についている
「羊毛のような髪型」のマークから来ているらしい。
>しかし、このおサルみたいな顔のマークは何でしょね。
と書いてしまったけど、実は由緒正しいロゴなのでした。

さて、長々と書いたがこのEL34EHの音はどうなのだろう?
イワユル、ヴィンテージのムラード(Mullard:マラード、ミュラードの表記もある)とかの有名球は聴いたことがない。
TESLAの初期モデルを持っていたけど色々トラブルを起こして壊れたので廃棄していて、このアンプでは聴いていない。
ソブテックの今は売っていないEL34が一番長く聴いていて、何となく我が家的なリファレンスになってしまっている。

まだ、1週間程度だけどダイブ馴染んで来たと思う。
一定のエージング(この言葉がお嫌いな方はトレーニング・慣らし運転・準備体操でも)後にペアリングされているから
購入時が真っ新ではないとは思うのだけど、買ってきたばかりの音はただ出ています、一応、電流が流れてますと言う感じだった。
弦はギシギシ・ゴリゴリ、真ん中はすっぽり抜けていて、低域は膨らまない代わりにスッカスカ、へろへろ、栄養失調。

激しく失敗したかな?と思ったけど3日(通電計15時間ほど)も音楽信号を通したら、実にウェルサウンド。
ドビュッシーのプレリュードも粒立ち良く清冽だし、フランク・ブリッジのチェロソナタは実に闊達、かつ内省的な響きもよく判る。
LFOのアルバムだって面白いし、エフェクトの効果も良く判る。でも、もう少しだけ音が出た瞬間にパーッと拓けるような感じが
出て来ても良いかなと思うが、それはこれから(エージング時間と改造・・・ULを試すか?)なのかも知れない。

実は、エレハモはお安いエレキギター用真空管じゃないかと勝手に思い込んでいた。が、一般(笑)オーディオ用途でも
中々の高いポテンシャルを持っていることが判った。これなら無理して枯渇してきて無茶苦茶高価になってきている
ヴィンテージ管にこだわる必要もないかなぁと思う反面、いやいや、まだ市井に在る内にお勉強代を払ってでも、
それらを聴いておいた方が善いのかなぁ、・・・迷う・・・とも思ってしまった。
・・・落ち着いたらアキバ.へ行こうかなぁ・・・ん?

by afuroyan | 2019-10-23 20:15 | audio | Comments(0)
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