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しずかだぁ
雑誌に付いている付録のCDが結構な数たまった。企画物もあるけどレーベルのサンプラーのようなCDもかなりある。
「ハルモニアムンディ・フランス」のサンプラーの中で面白い曲があったから、キチンとしたアルバムを中古盤(アマゾン)で買ってみた。
Karin Küstner という女流アコーディオン奏者のアルバム。知っている作曲家はピアソラとフランク位で、後は全然知らない。
1トラック目にサンプラーと同じ Bogdan Precz の 3-3-2 という曲が入っている。
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聴いて驚いた。サンプラーと全然、違う音。静かで奥行きが深く、落ち着いている。ピンと張りつめた緊張感の様なものも心地よい。
アコーディオン、いわば鍵盤とふいご(鞴)のついたリード楽器だから、ガーッと大きな音や、メカニックなノイズやダイナミックな音もある。
でも、この録音、強い大きな音でも、静かで、音に内包された音楽の本質、の・ようなものが確かに「そこ」にあるという感じなのだ。

この「静か」という感覚はとても大切だと思う。オーディオ趣味、色々やっていて技術的にも「こっちが正解だな」と思った時には
まずは、静かになる。決して前に出てこない(攻めてこない)音になる。

良く、迫力があるとか、音が前に出て来るとか、エネルギー感、パワー感?があるという事にオーディオ的な美徳を見い出す人が居る。
極端な言い方をすれば、そういうのは、付加音を付けたり、歪ませたり、逆に意図的な欠落を作ってやれば、後から幾らでも付けてやれる。

しかし、この静かな(モチロン、Vol. を上げれば大きな音が出ますよ)佇まいの音?に価値を感じる人はナカナカ居ない(のかなぁ?)。
人それぞれに大事にしている音楽感覚があるから、無理は言わないようにはしているけど、こういう静かな状態を意識すらしないで
適当な処で探求が終わってしまうのは・・・僕が言うのは、おこがましいけど、残念だなぁと思ってしまう<(_~_)>

サンプラーCDとアルバム(製品)の違いだけど、そんなオーディオ的な観念?の違いをも意識させられるような音の違いを感じた。
雑誌の付録のサンプラーCDが、どういうプロセスで製作されるかは良く知らないのだけど、ちょっと驚きが大きかった。
まだ、チョイ聴きだけど、久方ぶりに、このアルバムにはサブイボが立った。


カテゴリを music にするのが筋かな?とも思ったけど、オーディオ的なお話になっちゃったから audio にした。
by afuroyan | 2012-11-27 20:06 | audio | Comments(2)
Commented by bmwk_rs at 2012-11-28 06:01
生のエネルギー感を再現したい私です。(笑)
大音量で聞いても「静か」ってのは理解できます。
音の隙間?ダイナミックレンジじゃなくて。音の周りの空間とのコントラスト?
うまく言えませんが、静かな音は、音量を上げてもうるさくないし、音量を下げても寂しくならない。
求めるのは生のエネルギーであって、レゲエとか?のPA装置ではありません。
Commented by afuroyan at 2012-11-28 20:11
bmwk_rsさん、毎度どうもです。
>生のエネルギー感を再現したい私です。(笑)
きちんと楽器の音をご存知の方がおっしゃると、重みがありますね。
僕は「発音体が周囲の空気を駆動する様(さま)」を再現出来ると嬉しいですね。

>レゲエとか?のPA装置ではありません。
問題は、僕が好んで良く聴く電子音楽なんぞ・・・は、何をもって「生」とするか?なのです(笑 
それと、ライブに行ってアルバムナンバーが演奏されても「CDと違う 楽しめな~い」なんて話を聞いたりすると、
もう、なんだかなぁと、頭を抱える事になってしまいます。
程度、音楽はイメージの世界ですから思い入れ(の・ようなもの)があっても良いのですが、
それも度が過ぎると色々と大変だなと思います。

そうそう、こちらも冷えてきました。
実は、夏の暑い盛りに、清々と静かなレゲエ・ミュージックを聴いてみたいです<(_~_)>
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