ブルックナーの交響曲第4番を聴く。ヨフッム盤。良いですね。「ロマンティック」なんてお題がついている(^^ゞ
ブルックナーリズムのオンパレード。スコア(リンク先重いかも)を見ていると1楽章の43小節目から現れる。 4/4拍子なら、4分音符‐4分音符‐2拍3連符(3つ)で1小節の中を5つに分ける。弦だろうが管だろうが 頻繁に現れる。絶筆の第9番にはあったかな?ネットで調べると元は5連符(1小節を5等分する)だった という説がある。改訂魔だったブルックナー、演奏が難しかった5連符のパッセージをブルックナーリズムに 改訂したというお話。ホントかどうかは検証を重ねなければならないが興味深い説だ。 「宇宙戦艦ヤマト」の波動砲が6連発になったそうだ(何で、5連発じゃないの?)。 中学生の頃は「宇宙戦艦ヤマト」だった。ガンダムではなく、「ヤマト」。部活でミュージックエイトの手書き みたいな譜面で「宇宙戦艦ヤマト」のマーチを演奏する。ささきいさおの歌うあの主題歌を吹奏楽のマーチに したもの。「さらば~ちきゅうよ~」「たびだ~つふねは~」の後の 「うちゅう~せんかん」と「や~ま~とぉ~~!」の間に問題の5連符の上昇フレーズがある。←削除されちゃったよ┐(´~`;)┌ しかも、タメて格好良くクレッシェンドして「や~ま~とぉ~~!」になだれ込む箇所。中学生には難しい。 僕だけでなくバンドの皆にとっても難しかったはず。で、どうしたかと言うと生徒だけでやる合奏で、ここの部分を 「半拍休符‐4分音符‐半拍音符‐2拍3連符(3つ)」で誤魔化した。皆でこうしようと申し合わせてやったけど、 顧問の先生が指揮した合奏の時に「半拍休符‐4分音符‐半拍音符‐2拍3連符(3つ)」の「改訂版」をやったら えら~く、怒られた。「勝手に変えるんじゃない!!!!」 ・・・ブルックナーリズムとペアの思い出。
by afuroyan
| 2009-05-23 21:28
| music
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Comments(12)
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bmwk_rs at 2009-05-24 04:50
まぁ、しかし、CDって安く買えますねー
ライフログにある4番が定価1000円! 内容からすると信じられない価格。 オーディオにお金を使うよりも、CDを買うべきかも! いや、もっと言えば、図書館で借りればタダ!
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afuroyan at 2009-05-24 12:48
bmwk_rsさん、どうもです。安くなりましたね。ホント。
>内容からすると信じられない価格。 コレだけグレイトな感動が1000円以下ですよ。映画1800円は高いかも。 >オーディオにお金を使うよりも、CDを買うべきかも! 確かに、音楽をあまり聴かないで、音ばかり聴いているマニアさんはあまり感心しませんね。 コンテンツ・ダウンロードになってもCDの「確固とした」存在には敵いませんね。 また、「無批判」にVCCIクラスB程度の機器をオーディオに持ち込むのも感心しませんし(マイコンだけでも大変なのに)、 「音声なんてビットレートの低いデータ」としか思っていない機器がオーディオに擦り寄ってくるのもガマンがなりません。 おっと脱線<(_~_)> ウチの方の図書館にはもっと頑張って貰いたいです(>_<)
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bmwk_rs at 2009-05-24 18:47
そうです!そのとおり!
音楽はデータではないし、曲はファイルではない! アナログレコードのミゾの拡大写真を見てもらいたい! セクシーなうねりと、グランドキャニオンなりの急峻なガケ! 音楽とは、かくも連続性のあるものか!って思います。 あ、すみません。 アナログの話じゃなかったですね(笑)
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afuroyan at 2009-05-24 21:31
はは、「無批判」なんて括弧を付けたのは、PCオーディオはスタジオなどで使われているDAW機器などほど吟味され「げーじゅつ」を扱うに相応しい造りがなされていないからです。・・・技術的にはアナログもデジタルも無いように思います。音だって微視的に見れば空気分子の衝突現象で、2,098,734,182,345個の衝突の後もう1個空気分子が衝突すれば2,098,734,182,346個分の運動エネルギーが音圧となるわけで(本当はこうはなりませんが)、2,098,734,182,345.4個分などと言うアナログ的な衝突数はありません。音圧はアナログ派の方の嫌いな分子一個分の刻みの階段状のグラフになります。最近ビニル盤いじっていません。角速度一定と言う最大の欠点が気になって聴けません。つまり外周と内周では単位時間当たりの音溝の長さが違うという事です。当然、外周の方がクオリティが高く、内周は情けないものです。4楽章の最後のフィナーレがあの音では感動半減です。タモリ倶楽部でオーマニのタモリの前でマーティ・フリードマンが最後の曲は「捨て」だとはっきり言っていました。ダイレクトドライブの技術があったのなら、収録時間が短くても良いから、線速度一定のビニル盤を開発してほしかったです。
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sakura-blend at 2009-05-24 23:47
音楽を演奏するなんてことからは遠いところにいますので、よく理解できないんですが・・・リズムのことで
BLOGにコメントいただいた「ライヒ」を検索した先でパット・メセニー・グループの『First Circle』との関連が指摘されている曲がありました。(『Tehillim』) 『First Circle』は好きな曲なのですが、最初の手拍子のリズムがどうしても憶えられません。22/8とかいう???変拍子らしいのですが・・・ ^^
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afuroyan at 2009-05-25 19:56
First Circle、ECMでの最後のアルバムですね。まんまTehillimだったりします。テヒリムはライヒ(ドイツ系ユダヤ人)が自身のルーツを想いヘブライの聖歌に素材を求めた作品で、手拍子が丁度、チャンチキか、フラメンコのパルマの様に使われています。手拍子は初期の作品「手拍子の為の音楽」 http://www.youtube.com/watch?v=BhhIZscEE_g 辺りから出てきます。繰り返しをしながら片方を最小単位音符分だけずらしていくと丁度、重なった蚊帳の網がモワレ模様を作り出すように、多彩な音響世界を紡ぎ出していきます(最初期は徐々にずらしていました)。変拍子ですか?今でこそプログレなんかで当たり前になりましたが、20世紀はじめは大変な物議を醸しだしたものでした。で、パット・メセニーに戻りますが、ライヒの「Electric Counterpoint」 http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=Electric+Counterpoint&aq=f はメセニーの演奏技術を念頭において作曲されてたりしますよ。
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sakura-blend at 2009-05-25 23:55
電気対位法・・・
オシロスコープの印象そのままの題名なんですね。 ^^ 以前読んだ、酒見賢一の「ピュタゴラスの旅」という短編小説の中で数学と音楽が並べて語られていたのを思い出しました。 「手拍子の為の音楽」おもしろかったです。 なるほど、アレだったのですか〜 ケチャとかにもつながりがあるんでしょうね。 おもしろいです。^^
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afuroyan at 2009-05-26 22:40
電気対位法・・・ メセニーのパルスがまたカッコイイのです。
数学と音楽。以外といけるのですが戦後50年代に冷たい装いのその手の音楽ばかりが「シリアス」な音楽の現場で扱われたから、ポストモダーン!のライヒたちミニマリストは暖かく、また魅力的な音を紡ぎだして行ったのでは?と考えてしまいます。ライヒはガーナで「Drumming」 http://www.youtube.com/watch?v=USRGNr17Jm4 の研究をしていて、その後にはバリのガムランも研究していますね。
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scanandyou at 2009-05-27 21:48
自分の場合、ブルックナー交響曲は4番から聴き始めて好きになりました。その後7、8、9番と聴き進んでいくと4番の存在感が次第に薄くなっていき、いつの間にか忘れ去ってしまいました(反省)。改めて聴きなおすとイイモンデスね!
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afuroyan at 2009-05-28 22:21
scanandyouさん、どうもです。4番では主なブッルックナーのシステムが出揃い、定着した作品と言う感じがします。モチロン後期のワーグナーチューバ軍団+コントラバスチューバのどちらかと言うと重量感のあるサウンドも好きですが、初期の対位法的にも軽やかなナンバーももっと聞かねばなりませんね。
ところで、マーラーの2番「復活」って色んなところが4番のフィナーレに似ていると思いませんか? そうそう、ヨッフムと言えばすっかりテレビで有名になったオルフの「カルミナブラーナ」も聴かなくちゃ。
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scanandyou at 2009-05-31 10:54
復活とフィナーレの明確な類似点はわかりませんが、
いろいろなテーマやモティーフが断続的に展開するところは マーラー的混沌かなあ~。
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afuroyan at 2009-05-31 16:01
実は4番フィナーレ
(参考 http://www.youtube.com/watch?v=VugVOwL9VZ8&NR=1 の5分21秒くらいから)と 復活1楽章 (参考 http://www.youtube.com/watch?v=tQNNIeFijSQ の10分18秒くらいから)が ムード的に似ているかなと思ったのですが、YouTubeで聴いてみたらあまり似ていませんでした。 でも、仕事の帰りなどに頭の中で再生していると「似ている」と思ってしまう2曲なのです。
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