てっさーしゅうり
Carl Zeiss Jena DDR Tessar 50mm F2.8(M42)

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絞り込みピンが折れていたのでジャンク。
東側ツァイスの元祖テッサー。
抜けが良いので好きで良く使います。
先日、気持ち良く使っていたけど
急に絞りが粘ってF8ぐらいまでしか
絞れなくなっちゃいました。修理します。

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手っ取り早く前玉から。フィルターネジの切ってある銘板を外して
次に前玉を外します。前玉の1群目と2群目はASS'Yになっていて
分解が怖いのでそのまま。

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後玉の3群目はマウント側からリングで止まっている
ので普通に外す。外した前玉(左)と後玉(右)とその
リング。紫っぽいアルマイト処理が日光の一つ前。
コバ塗りは普通かな。

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前側から。油ベッチョリ。

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マウント側から。こっちも油ベッチョリ。
絞りは貼り付いている。

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鏡胴(外装ですな)からレンズ部分を抜いてしまい、
絞り羽根の部分を分解して、ベンジン、ライターオイ
ル、エチルアルコール、エチルエーテル等あらゆる
溶剤を駆使して油を除去する。
また、その油にじみの元凶の絞りリング周りのグリス
もキレイにすると同時にヘリコイドのグリスアップも
同時にしてしまう。

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絞り羽根の5枚あるうちの1枚(少しブレた)。
溶剤で洗浄後。羽根が貼り付かないように表面が
ザラザラに仕上げてあるのだが、長年の使用で
ツルツルになってしまっている。
ピンセットでつまんでいるところのピンが
この後上からかぶせるリング(上の画像右上)に
固定され絞り羽根の裏側に出ているピンが、
上の画像の微妙なカーブの溝に入り、上から
かぶせるリングが回転することで、鎌が動くよう
にして絞り込まれる。

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いよいよ、絞り羽根を組み直す。時計回りに
絞り羽根を置いていく。画像は4枚置いたところ。
次の5枚目は鎌の先を1枚目の下に
差し込まなければならない。ぶきっちょふろやんは
これが出来なくて、カンシャクを起こしかける。
6枚絞りのもあるみたいだが、僕には5枚で充分!
あとは上からかぶせるリングを組み込み
前述のピンを固定して絞り込みリングの連動レバー
など周辺を組み直して行く。鏡胴にレンズ部分を
組み込んで、ヘリコイド位置をざっと合わせて
あとは前玉、後玉を元に戻して一応は終わり。

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マウント側から絞り込んだ状態を見る。まずはOK。
あとは昼間に信頼できるボディで無限遠を出して
修理完了(のはず)。








最近は物を直してまで使うということが少なくなりました。生活一般のものは
百均の様なところで買ってしまいますし、電気製品も進歩が早く、内部も修理が
難しい高密度実装になってしまって基板ごと交換修理になってしまったりしています。
直すよりも、新しいのを買い換えたほうが安かったり(また新機能が手に入ったり
してお得感があったり)します。
そんな中で、買えば1万~1万5千円くらいのレンズですが、修理して中の仕組みを
知って、また使って行くのもちょっと贅沢(?)な愉しみだと密かに思っています。

で、翌日試写を追加
M42⇒Fマウント(ボディ) アダプター(補正レンズ抜き)でD200につけて(無限遠は出ません)
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けむしーんが「いもむしーん」になりました(終齢幼虫?)。

鏡胴(外装ですな)内側でのレンズ部分の位置をヘリコイド周りで調整できるので
前述Fマウントへのアダプターをつけて無限遠を出しても良いのだが、ウチにはテッサーといえばフジツボ君もあるので
これはM42が素直に付くボディで使って行きたい。
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by afuroyan | 2008-07-05 23:01 | Photo Equipment | Comments(8)
Commented by coolys1 at 2008-07-06 00:46 x
まぁ ほんまにCZJのレンズ群は絞り羽根が固着しますよね。
どうも、ヘリコイドグリスが回りやすいような構造でこまりもんです。

ウチもじつはP6用ビオメター120/2.8がうんともすんとも
いかなくなって、少し開けてみましたが、埒があかないようなので、修理に出さないといけません。

プラクチカB用の35/2.4も常に固着の常習犯で困ってます。

*最近使ってないけど・・・フレクトゴン50/4は大丈夫かな??
Commented by FSX at 2008-07-06 01:07 x
おお、直りましたか!
シンプルな造りのレンズは良いですね。

テッサーではないのですが、Exakta用のとあるレンズを
直すため分解しようとしたら、絞込み機構のアームが邪魔して…。
Commented by sakura-blend at 2008-07-06 01:20
カンシャク、わかります~!^^
最後の一枚は手がぷるぷるしますね。
以前、とあるところで磁石を使ってるのを見ました。
Commented by afuroyan at 2008-07-06 18:12
coolys1さん、どうもありがとうございます。東のオートのレンズは絞り込み機構のアームの処で
パッカリと窓が開いていてその先がすぐヘリコイドだったりします。
以前フレクトゴンの35/F2.8(革巻)をバラしたときもそう違わない構造でした。
蒸散、凝結してしまうのは仕方ないですけど仕切り壁を入れるなどして沿面距離を稼いでくれると
良いのですけど。ウチのフレクトゴン50/4(ゼブラ)は大丈夫でした。

Commented by afuroyan at 2008-07-06 18:34
FSXさん、ありがとうございます<(_~_)>
3群4枚くらいで良かったです。
近距離補正で変てこなカムが入っているのをばらした時は気が狂う寸前でした。
絞りも5枚で良かったです。
ジュピター9みたいに15枚もあったらずっとタッパーから出れなくなってしまったでしょう。
Commented by afuroyan at 2008-07-06 18:35
sakura-blendさん、いらっしゃいませ。
磁石ですか。この絞り羽根、磁石に着かなくて(アルミ?)一枚目にもぐりこませるのにエライ苦労しました。
焼きタルトケーキの上にリンゴの薄切りが花が咲いた様にきれいに並んだやつ
(http://orange.ap.teacup.com/b-hood/img/1153837424.jpg)、こんなのだったらどうします?
今度は念力を使って見ます<(_~_)>
Commented by sakura-blend at 2008-07-10 03:35
リンゴの薄切りが花が咲いた様に・・・ (笑)

テッサーだけにコチラもよろしいかと~ ^^
⇒http://jp.youtube.com/watch?v=U9WXWBoBNWY
Commented by afuroyan at 2008-07-10 22:07
おお、てっぽうのさしみで「てっさ」なんですね。
めったに当たらないけど当たったらお陀仏って奴ですな。
あんな小さい乍が、お皿一枚分になるとは・・・
職人さんの技は高いですね(良い意味で)。
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