だんかんは?
少し、涼しくなって来たので球アンプを聴いてみたくなり、メインスピーカーをネットワーク仕様にしてみた。
マルチ.(HIアンプはここここいらを参照、LOWアンプはクラウン)と比べるとだいぶマイルドなんだけど、良い所もあるので
デジvs.アナみたいな二元論に走らずに、まぁ、楽しくやれるようにしましょう。

実はプリアンプはセレクターの後はバッファーで受けて、東京光音のATTを経てフラットアンプ(G=10dB)で送り出している。
±電源駆動だし、オペアンプだし、バッファーの後でもフラットアンプの後でもオフセットは、えいやっと目を細めれば0Vだし・・・
で、カップリングコンデンサー(CR結合のC)は無しで直結にしていた。もっとも、LOWアンプのクラウンは確実にDCアンプだけど、
間にチャンデバ.が挟まるし、ソース機器の出力はみんな切ってあるからなぁ・・・と直結を善しとしていた。

ところがネットワーク仕様だと、プリアンプを出た後はそのままパワーアンプに接続される。これから先は真空管アンプでのお話となるが
昨今の回路だと初段のゲートグリッドにカップリングコンデンサーを入れる(丁寧な?)設計は少ないように思う。2段増幅ならばその段間に、
3段増幅ならば、初段と2段目の段間にも入っている回路をチラホラ見る。

おまけで高い高いカップリングのCを4つも省略出来る。
なんて軽口をたたきながらハイブリッドなEL84ppアンプでは直結してしまったが、今まで作った球アンプでの段間の定数は
0.47μF(カップリングコンデンサー)の270kΩ(出力管のグリッドリーク抵抗)程度の穏当(え?)な値としていた(後述の2A3s)。
この組み合わせだとカットオフ周波数は1.25Hz程になる。各管カソードのバイパスコンデンサーが入っていて、なおかつ、
出力トランスが入るのだから、この辺りが常識的な設計なのかなぁ・・・とあまり突っ込まないでいたというのも事実。
インプットトランス、段間トランス結合、直結でもロフチン・ホワイト(七面鳥)アンプとかはよく知らないけど、
ようは、出力管のグリッドリーク抵抗にはお作法的にもピリピリ(自己バイアスでも)していたけど、カップリングコンデンサーに
関しては「なんかなぁ」と言う気持ちとともに、いい加減(良い加減なら善いのだが)な状態だったのである。
そのクセ、各管カソードのバイパスコンデンサーは増やした方が良いような事を掴んでいたようにも思う。

そんな設計のアンプ(今回は2A3sを引張り出した)でネットワーク仕様のメインスピーカーを聴いてみると、実に聴き易い。
何でもスルスルと聴けちゃって少しニヤケてしまうのだけど、何枚か聴いているうちに「あれ?」と思うことになる。
大雑把な表現になるが、高い音はそんなに気になる処は無いのだけど、低い音が膨らむというか緩いというか、遅れて「ほよん」と
やって来るというかで、違和感があるのだ。低弦のボウイングはブワンと膨らむし、グランカッサも「どるる~ん」と来ないで何だか失速してしまう。

ダンピングファクターが実測3弱である事や、ペーパーの軽いコーンの高効率ウーハーでは無く、重いウーハーである事から
もうこの辺りが直熱3極管シングルの限界(音量の事では無く)なのかなぁと生意気な事を考えていた。
野分もやって来ることだし、連休は蟄居かなぁと思っていたら閃いた(というか思いついた)。
カップリングコンデンサーを取っちゃうのは難しいけど、大きくしてみよう。部品箱(タッパー)を見ればASCの3.0μF/400Vがある。
お風呂前に、既存の0.47μFとパラにこの3.0μFを追加してしまおう。チ〇ン付けより少しマシな半田付けでパラったら、あら不思議。
当家比だけど、上記の低音のエクスキューズはほぼ解消。膨らまないし、遅れないし、沈み込むとこはキチンと沈む。
ワンポイント録音のホールトーンもサッと寄せてスッと引いて、耳が横から押されるような感じは極小になり好ましい。

カットオフ周波数は0.17Hz程で0.47μFの時に比べ1dec近く下がる。
出力トランス特性との兼ね合い、各管カソードのバイパスコンデンサーとの兼ね合い、コンデンサーの銘柄による違いとかを
さらに考えたいが、(マルチ.と比べると色々と云いたくなることはあるけれど)今のところはかなりゴキゲン。

と、ここまで書いていてボンヤリと思い出して来たけど、昔々にすでにオペアンプの回路で、カップリングのカットオフ周波数は
コンマ幾つにしないとダメだと思っていたから、件のプリアンプでは直結にしちゃったんじゃなかったっけ?
・・・もう昔のことが、連続して思い出せなくなって来た(のかなぁ?)

野分18号がやってくる。あたまごんごんだか、みみつんつんだかにまたなる鴨。困った。
皆様も、お気を付けて<(_~_)>

※同日追記:ま、チャンデバ.のカップリングがどんなものなのかも調べないといけないのだろうけど・・・

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by afuroyan | 2017-09-17 14:59 | audio | Comments(0)
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