まちね しょのさん
マチネなのでメトロに乗る。あまり好きなホールではないが演目を優先する。
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ある意味、現代音楽ばっかり。Schuman(nは1個)の序曲は金管が良く鳴るオーケストレーションが良い。予習は不要な
おなじみ曲のつもりで居たが、前日にCDを聴いてみるとこれまたアクロバチック?な難曲。吹奏楽のような響を感じた。
エンディングはファンファーレとリズム隊の「Schuman節」でスカッと終わる。戦前の曲だがモダ~ンな響に満ちている。

次、ライヒの管楽器、弦楽器とキーボードのためのヴァリエーション。実は録音は旧フィリップス盤しか無い。ピアノ2台、
キーボード(シンセ.)3台で木管等はマイクで拾ってPA(いやSR?)から音を出す。弦と3管のトランペット、トロンボーン、
そしてチューバが加わる。ホルンとファゴット、打楽器は無し。打楽器が無いというのがライヒの作品としては異色かも。
眠たくなってしまう人は寝ちゃうでしょう。一つの変奏から次の変奏へ遷る瞬間、会場の空気がサッと変わる感じがする。
それまでの、ライヒの打楽器アンサンブル曲では、指揮者がいないので、こういう区切りでは合図となる楽器(例えば・・・
ヴィブラフォンとか)が鳴る。今日の曲は指揮者が居て、打楽器が無いので指揮者が合図を出していた。ライヒのライブは
作曲者自身のアンサンブルの演奏と、リチャード・ストルツマンのクラリネットリサイタルでの「ニューヨーク・カウンターポイント」
しか聴いた事がないので、「指揮者が居る」という点で不思議な感じがしている。ある意味、衝撃的な演奏であった。

春の祭典、ハルサイ、はるさい、春の災難(演奏する側?)。何でもいい。凄くいい演奏だった。もにょもにょと春の啓蟄をも
思わせるイントロから暴力的ともいえる遊戯?へと発展していくこの曲、色んな人が語り尽くしていると思う。ウチは2人とも
ハルサイ越えをしているから愉しめた。日フィルってこんなに鳴るオケだっけ?と思ってしまう(失礼)ような良い演奏だった。
シズオ・Z・クワハラ という指揮者、指揮棒を使わない。若く、大きなゼスチャーでの指揮、何よりも楽器への指示が明確。
各パートのコントロールが良く出来ていながら、実に闊達な音楽が紡ぎだされている。イワユル不協和音や複雑なリズムが
沢山ある精緻な曲だけに、少し演奏ノイズが気になったとあくび.が言っていた。が、それは前から10番目の席だからの事。
ハルサイ初演時はそれこそ座布団が飛んで、暴動が起きん騒ぎとなった(らしい)けど、100年近く経てばもう古典なのである。

良い演奏会だった。
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by afuroyan | 2011-01-29 18:35 | music | Comments(0)
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